『社員食堂に三つ星を』(山本幸久) KADOKAWA
 発売:2024年09月24日 価格:814円(税込)

東京でキャリア街道まっしぐらの管理栄養士・日元みなほ。ところが突如、紀伊半島の田舎町にある家具メーカーの社員食堂への異動を命じられる。しぶしぶ赴いた彼女を待ち受けていたのは、ベテランパート調理員・郷力だった。社員の健康を考えて試行錯誤するみなほに、郷力は何かと難癖をつけてくる。東京が恋しいみなほだったが、次第に町の人のやさしさや美味しい郷土料理に出会って……。ハートフルな絶品お仕事小説!

【著者プロフィール】

1966年、東京都出身。2002年に「アカコとヒトミと」で「世田谷文学賞」3席に入選。改稿した同作で、翌2003年に「第16回小説すばる新人賞」を受賞し、『笑う招き猫』と改題のうえ2004年にデビュー。同作はのちに実写映画化もされている。また2008年の『ある日、アヒルバス』もドラマ化された。2018年、『店長がいっぱい』で「第11回エキナカ書店大賞」を受賞。オリジナル作品に加えノベライズも精力的に手掛け、多数の著作を持つ。近著に『おでんオデッセイ』『あの夜を覚えてる』などがある。

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