『虚の伽藍』 新潮社
発売:2024年10月17日 価格:2,200円(税込)
発売:2024年10月17日 価格:2,200円(税込)
日本仏教の最大宗派・燈念寺派で弱者の救済を志す若き僧侶・志方凌玄。バブル期の京都を支配していたのは、暴力団、フィクサー、財界重鎮に市役所職員……古都の金脈に群がる魑魅魍魎だった。腐敗した燈念寺派を正道に戻すため、あえて悪に身を投じる凌玄だが、金にまみれた求道の果てに待っていたのは――。圧巻の社会派巨編。
【著者プロフィール】
1963年生まれ。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で「第33回日本SF大賞」を受賞。2013年に『機龍警察 暗黒市場』で「第34回吉川英治文学新人賞」を受賞。2015年に『コルトM1851残月』で「第17回大藪春彦賞」を受賞。2015年に『土漠の花』で「第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)」を受賞。2019年に『欺す衆生』で「第10回山田風太郎賞」を受賞。その他の著書に『ビタートラップ』『脱北航路』『十三夜の焔』、近著に『対決』『半暮時』『香港警察東京分室』などがある。
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