『邪教の子』(澤村伊智) 文藝春秋
 発売:2021年08月24日 価格:1,870円(税込)

迫りくる得体の知れない「恐怖」を三者からの視点で描き、人の心こそが恐怖を生み出す源であることを描いた『ぼぎわんが、来る』での衝撃的なデビュー以来、ホラー、ミステリーの力作を輩出し続ける著者の最新作。新興宗教にハマった家族から、囚われの少女を救い出そうとしたがために巻き込まれる、平凡なニュータウンで起きた異常な事件を描いた戦慄のサスペンススリラー。

【著者プロフィール】

1979年、大阪府生まれ。出版社勤務を経て2012年よりフリーライターとして活動。2015年に澤村電磁名義で応募した「ぼぎわん」で「第22回日本ホラー小説大賞」を受賞、同年『ぼぎわんが、来る』と改題のうえデビュー。同作は『来る』のタイトルで2018年に実写映画化されている。2019年に「学校は死の匂い」で「第72回日本推理作家協会賞(短編部門)」を、2020年には『ファミリーランド』で「第19回センス・オブ・ジェンダー賞」特別賞を受賞。近著に『予言の島』『ぜんしゅの跫』など。

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