『ミカエルの鼓動』(柚月裕子) 文藝春秋
 発売:2021年10月07日 価格:1,870円(税込)

大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、2人は対立。「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。――雑誌連載時から圧巻の筆致で描かれる手術シーンも話題を集めた、天才心臓外科医の正義と葛藤の物語。

【著者プロフィール】

1968年、岩手県出身。高校卒業後に山形県に転居し結婚。地元タウン誌での原稿執筆を経て、2007年に「待ち人」が山形新聞社主催「山新文学賞」に入選。2008年、「第7回このミステリーがすごい!大賞」を受賞、2009年に受賞作『臨床真理』でデビュー。2013年、『検事の本懐』で「第15回大藪春彦賞」受賞。2016年には『孤狼の血』で「第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)」を受賞。同作は2018年に映画化され、小説続編の『狂犬の眼』をベースとした映画続編も本年公開された。近著に『月下のサクラ』『検事の信義』など。

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