『ハウ』(斉藤ひろし) 朝日新聞出版
 発売:2022年02月07日 価格:748円(税込)

婚約者にフラれ、横浜でひとり空虚な日々を送っていた赤西民夫。しかしひょんなことから声が出ない犬・ハウを飼うことになり、民夫は徐々に生きる気力を取り戻していく。だがある日、突然ハウが行方不明に。実はちょっとしたアクシデントからトラックの荷台に乗ってしまったハウは、青森まで運ばれてしまっていたのだ。ハウは死んでしまったものと思いペットロスに陥る民夫。一方、ハウは横浜の我が家を目指して長い長い旅を始めるのだった――。犬童一心監督による映画化作品原作小説。

【著者プロフィール】

1959年、東京都生まれ。1984年、ディレクターズカンパニー・シナリオコンペでの佳作入賞をきっかけにビデオシネマ、テレビドラマ等の脚本などを手がける。1991年『遊びの時間は終らない』で劇場映画脚本デビュー。2000年に『秘密』で「シッチェス・カタロニア国際映画祭」最優秀脚本賞を受賞。2004年に『黄泉がえり』で、2018年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で「日本アカデミー賞」優秀脚本賞を受賞している。2020年公開の『老後の資金がありません』でも脚本を担当。主な著書に『1週間でマスター 斉藤ひろしのシナリオ教室』『青いうた のど自慢青春編』(ノベライズ)など。

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