『さよならに反する現象』(乙一) KADOKAWA
 発売:2022年04月13日 価格:1,760円(税込)

心霊写真の合成が趣味の僕が撮影をしていると、一人の女性がカメラに映りこんできた。しかし撮影されたデータには無人の交差点が映っているだけだった。映りたがりの幽霊、悠川さんがこの世に残した未練とは……?(「悠川さんは写りたい」より)ほか、作家生活25周年を迎えた著者が贈る、恐ろしくてせつない出会いと別れの短編集。

【著者プロフィール】

1978年、福岡県出身。1996年、『夏と花火と私の死体』で「第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞」を受賞しデビュー。2002年には『GOTH リストカット事件』で「第3回本格ミステリ大賞」を受賞。いくつかのペンネームを使い分け、2012年には中田永一名義の著作『くちびるに歌を』で「第61回小学館児童出版文化賞」も受賞している。また本名の安達寛高名義では執筆活動の他にアニメや実写の映像作品にも携わっている。乙一名義での主な著作に『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『暗いところで待ち合わせ』『銃とチョコレート』、近著に『一ノ瀬ユウナが浮いている』『サマーゴースト』など。

(Visited 305 times, 1 visits today)