話題のトピックを紹介する「ナニヨモトレンド」のコーナーです。

梅雨の季節となりました。SNSなどでも、「梅雨入り」などのキーワードが話題になっています。雨の日が続くと、外に出掛けたくなくなるという方も多いかと思いますが、この機会に、家のなかでも楽しめる小説を読んでみては、いかがでしょう。

今回は、梅雨の季節に読みたい、雨が描かれている小説をご紹介します。

雨が描かれている3冊のおすすめ小説

まずは、窪美澄の『雨のなまえ』です。

本作は、雨についての5作品の短編が収録された短編集です。

妻が妊娠していながら浮気をする男が主人公の表題作「雨のなまえ」などが収録されています。

2冊目は、市川拓司の『いま、会いにゆきます』です。

本作は、息子と暮らす主人公と、1年後の雨の季節に戻ると言い残して、27歳でこの世を去った妻の物語です。

2004年に映画化、2005年にTVドラマ化もされ、話題になりました。

最後にご紹介するのは、朝倉宏景の『あめつちのうた』です。

本作は、高校を卒業した主人公が、甲子園で働くことになり、グラウンドの整備の仕事に奮闘するお話です。

野球のグラウンドの整備のように、雨が大切な仕事もあるということに気づかされます。

梅雨の季節は、小説のなかで、雨を楽しんでみませんか。

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