『遠巷説百物語』(京極夏彦) KADOKAWA
 発売:2021年07月02日 価格:2,530円(税込)

時代は江戸末期、クセモノ揃いの小悪党たちが金で請け負い、公にはできない事件や問題を「あやかし(化け物)」の仕業に見せかけることで解決していく痛快時代小説シリーズの最新作。化け物の噂には事欠かない「遠野」を舞台に、今回もさまざまな化け物騒動が巻き起こる。現在雑誌『怪と幽』ではシリーズ最終作となる『了巷説百物語』も大好評連載中だ。

【著者プロフィール】

1963年、北海道生まれ。初めて執筆した小説『姑獲鳥の夏』が編集者の目に留まり、1984年にデビュー。1996年『魍魎の匣』で「第49回日本推理作家協会賞(長編部門)」以降、1997年に「第25回泉鏡花文学賞」、2003年に「第16回山本周五郎賞」、2004年には『後巷説百物語』で「第130回直木賞」を受賞。2011年には「第24回柴田錬三郎賞」も受賞している。代表作に「百鬼夜行」シリーズ(長編・短編)、『嗤う伊右衛門』『ルー=ガルー』『南極(人)』など。

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