『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(長谷敏司) 早川書房
 発売:2022年10月18日 価格:2,200円(税込)

身体表現の最前線を志向するコンテンポラリーダンサーの護堂恒明は、事故で右足を失いAI制御の義足を身につける。彼は、人のダンスとロボットのダンスを分ける人間性の手続き(プロトコル)を表現しようとするが、待ち受けていたのは新たな地獄だった――。2016年にコンテンポラリーダンスの舞台公演として行われた同名プロジェクトのために書き下ろした中編小説を基に、大きく構想を広げ長編作品として生まれ変わらせた10年ぶりの新作。

【著者プロフィール】

1974年、大阪府生まれ。2001年に「第6回スニーカー大賞」金賞受賞作の『戦略拠点32098 楽園』(受賞時タイトル「アルカディア」)でデビュー。2005年刊行の『円環少女』が7年にわたる全13巻の人気シリーズとなる。2009年の『あなたのための物語』が人工知能を題材とした本格SFとして高い評価を集め、以降の執筆作品の中心的テーマとなっている。2014年の『My Humanity』で「第35回日本SF大賞」を受賞。その他の著書に『ストライクフォール』シリーズ、『天になき星々の群れ フリーダの世界』『BEATLESS』『メタルギアソリッド スネークイーター』がある。

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