『君の地球が平らになりますように』(斜線堂有紀 ) 集英社
 発売:2022年12月05日 価格:1,650円(税込)

地味で冴えない女子大生・小町は、同じサークルの東が好きだった。けれど人気者の東は、小町には到底手が届かない存在。そして数年が経ち、再会した東は変わり果てていた。いわゆる『陰謀論』にどっぷり浸かった彼は、周囲から孤立していたのだ。小町は思う。……今なら東と付き合えるかも?(「君の地球が平らになりますように」)。昨年12月に刊行された『愛じゃないならこれは何』に続く、恋愛小説集。ウェブ掲載の4編に加え、書き下ろしを加え書籍化。

【著者プロフィール】

1993年生まれ。大学在学中の2016年に「第23回電撃小説大賞」のメディアワークス文庫賞を受賞、翌2017年に受賞作『キネマ探偵カレイドミステリー』でデビュー。2021年に『楽園とは探偵の不在なり』が「第21回本格ミステリ大賞」候補に挙がり注目を集める。その他の作品に『死体埋め部の悔恨と青春』『私が大好きな小説家を殺すまで』『コールミー・バイ・ノーネーム』、近著に『楽園とは探偵の不在なり』『あなたへの挑戦状』(共著・阿津川辰海)、『願いの始まり 神神化身』『愛じゃないならこれは何』『廃遊園地の殺人』などがある。

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