『藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房』(髙森美由紀) 中央公論新社
 発売:2023年01月19日 価格:1,870円(税込)

趣味もなく学校でも進路に迷っていた綾。でも「ひし形屋」で、より子先生に南部菱刺しを教わって、世界が一変した!?(「魔女の菱刺し工房」)/母が認知症となり、接し方に悩む香織。より子先生と一緒に無心で刺している中、あるアイディアを思いつく。(「ひょうたん」)/長らく引き籠もっていたより子の孫・亮平。より子は静かに亮平を見守っていたが……。(「真麻の聴色」)――青森の南部菱刺しをテーマに描く、手芸×再生の4篇。

【著者プロフィール】

1980年、青森県出身。2012年に「咲くんだ また」で「第15回ちゅうでん児童文学賞」大賞を受賞し、受賞作を改題した『いっしょにアんべ!』でデビュー。同作は2015年に「第44回児童文芸新人賞」を受賞している。また2014年には「第1回暮らしの小説大賞」を受賞した『ジャパン・ディグニティ』も刊行されている。2017年には「第84回ノベル大賞」を受賞した『花木荘のひとびと』も刊行。その他の作品に「みとりし」シリーズ、『山の上のランチタイム』『山のふもとのブレイクタイム』「柊先生の小さなキッチン」シリーズ、近著に『羊毛フェルトの比重』などがある。

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